呼吸器内科

急性期〜慢性期、外来〜入院〜在宅、
検査〜治療に幅広く対応しています。

当院呼吸器科は1994年10月に開設されました。 2004年日本呼吸器学会認定施設、2006年呼吸器内視鏡学会認定施設(現在は関連施設)、 2008年日本アレルギー学会認定施設となり、最新の呼吸器医療の知見を得ながら患者治療と、後継者育成を行っています。

総合診療科と連携しつつ、呼吸器疾患全般(気道病変、喘息・COPD、呼吸器感染症、肺がん、間質性肺疾患、アレルギー性肺疾患)に対応しております。 各疾患に対して診断・治療を行うとともに、患者様のセルフマネージメントを援助し、家庭・社会復帰へのリハビリテーションを行い、 症状緩和のためのチーム医療を大切にしております。また、地域医療機関との連携をなによりも大切にし、 患者さんにこの地域での最善の医療を提供・道案内ができるように努力して参ります。 (地域を支えておられる診療所・医院・クリニックの先生方と連携した呼吸器医療を行って参ります。 さらに、肺腫瘍や間質性肺疾患は高度医療機関での精査・加療を要する場合も多いため、 信州大学病院をはじめとする3次医療機関の先生方としっかりと連携した呼吸器医療を展開して参ります。)

代表的検査・治療

気管支鏡検査・処置も施行しており、気管支肺胞洗浄(BAL) 、経気管支肺生検(TBLB)、経気管支針吸引細胞診(TBNA)、 喀血の止血術(止血バルーン・アルゴンプラズマ)なども行っています。気道の超音波検査(EBUSガイドシース法)も導入予定です。 残気量や肺拡散能の測定できる精密肺機能検査装置を備えております。 睡眠センター開設後、CPAP管理も多数行っています。胸水精査、在宅酸素療法や非侵襲的人工呼吸療法(CPAP,NPPV)の導入を施行しています。 呼吸器の各疾患への薬物療法を施行するとともに、通院・入院・在宅でのリハビリテーションを施行しております。

入院医療

高齢の方が多く重介護となられる患者さんも多い疾患ですが、職員で力を合わせて、 患者さんの身体活動性アップに努めて参ります。

治療別、疾患別に在宅酸素療法、気管支喘息、気管支鏡検査、経鼻陽圧非侵襲的人工呼吸(NPPV)、 気胸、間質性肺炎、肺線維症、肺炎(市中肺炎)、慢性閉塞肺疾患(COPD)などのクリティカルパスを作成し、 患者さんのニーズに応えつつ、患者さんにも疾患の学習をしていただきながら治療を進めています。 嚥下・摂食を嚥下造影検査(VF)で評価、栄養法を決定し、誤嚥性肺炎の予防に努めています。 緩和ケアの学習も行い、患者さんがよりよい人生を生きられますよう支援を致します。 地域医療機関との連携を重視し、在宅調整会議を開催し、多職種で福祉・介護分野の課題も十分調整して退院の決定を行っています。

外来・在宅医療

喘息、慢性閉塞肺疾患(COPD)・間質性肺疾患の患者さまが多く、在宅酸素療法(HOT)患者さんも多数管理しております。 経鼻陽圧非侵襲的人工呼吸(NPPV)は、急性期・慢性期の症例を多数施行しています。 じん肺・アスベスト症など職業性肺疾患の患者さんも多数管理しています。 呼吸器疾患はさまざまな困難に直面される疾患であり、通院患者さんに対しましても、医師に加え多職種のコメディカルとともに呼吸器チームを作り、 診療・検査にとどまらず患者さんの生活全体に寄り添う医療を目指して参ります。 往診や訪問看護により、在宅酸素療法や在宅人工呼吸施行患者さんの療養を支援して参ります。 患者さん同士の繋がりを強め、患者さんに必要な「自分らしく生きられる場」として患者会があります。 在宅酸素療法患者会(あやめ会)、気管支喘息患者会(いぶき会)があり、半年ごとに、学習会や交流会を行っております。

松本協立病院呼吸器科の目指すもの

当院での呼吸器疾患の診断・治療・ケアをしっかりと行っていくとともに、松本地域・安曇野地域の呼吸器医療・ケアのネットワークの一員として、 患者さん・ご家族が安心して、療養・生活できる地域づくりの一助となれますよう、精一杯、努力して参ります。

実績

気管支鏡(15年度) 52件
在宅酸素(15年度) 148人
在宅人工呼吸(15年度) 48人
他院よりの紹介患者(11年度) 655件
呼吸器リハビリテーション(11年度月平均) 60人

学術業績

2016年度 学術活動

  • 肺癌:第56巻,6号.2016年
    多職種支援により家族関係修復を得られた、独居進行肺がん症例のまとめ
    江田清一郎1)、伊藤智道2)、太田智奈美3)、伊藤紀美子3)、大澤拓3)、粟津原周弥3)、竹内美紀3)、北村多佳子3)、外山剛3)、白瀧智代4)
    1)松本協立病院呼吸器科
    2)同 医療福祉相談室
    3)同 看護部
    4)日本赤十字社和歌山医療センター看護部

2015年度 学術活動

  • 2015.11.27.(木)
    第40回 全日本民医連呼吸器疾患研究会 (石川県連主催 於:金沢都ホテル)
    分科会2-A「気管支喘息・吸入指導」
    演題23「薬剤変更により低酸素改善した重症喘息の一例 ー6分間歩行試験と気道病変評価の重要性ー」(優秀演題・座長賞)
    梨子田 智恵1)、小川 円1) 、三浦 一望1) 、江田 清一郎2)、鈴木順3)
    1)社会医療法人松本協立病院 リハビリテーション科 理学療法士 
    2)同 呼吸器科
    3)同 総合診療科

  • 第25回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
    シンポジウム1「在宅酸素療法30年をめぐって」
    「在宅酸素療法と地域医療〜患者様とともに歩むチーム医療〜」
    江田清一郎1) 花岡正幸2) 藤本圭作3) 久保惠嗣4)
    1) 社会医療法人松本協立病院 呼吸器科
    2) 信州大学医学部内科学第一教室
    3) 信州大学保健学科検査技術科学専攻生体情報検査学講座
    4) 信州大学名誉教授、地方独立行法人長野県立病院機構

  • 第25回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会(優秀演題賞)
    「長野県における在宅人工呼吸療法の実態」
    江田清一郎1) 花岡正幸2) 藤本圭作3) 久保惠嗣4)
    1) 社会医療法人松本協立病院 呼吸器科
    2) 信州大学医学部内科学第一教室
    3) 信州大学保健学科検査技術科学専攻生体情報検査学講座
    4) 信州大学名誉教授、地方独立行法人長野県立病院機構

  • 第25回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
    「COPD患者に対する包括的アプローチプログラムについて」
    中澤和哉1)梨子田智恵1)江田清一郎2)粟津原周弥3)大澤拓4)平林敬5)
    平野絵梨6)栁沢卓7)竹原亮7)
    1) 松本協立病院リハビリテーション科
    2) 同呼吸器科
    3) 同外来看護
    4) 同2西病棟
    5)同薬局
    6)同栄養科
    7)同医事課

2013年度 学術活動

  • 2013.6.21.(金)
    第18回日本緩和医療学会学術集会(会長:藤田保健衛生大学医学部 外科・緩和医療学講座 東口高志教授、於:パシフィコ横浜) シンポジウム1「いきいきと生き、幸せに逝くために」
    S1-1「幸せに逝くために〜最期まで緩和的化学療法を継続した一事例から考える〜」
    太田智奈美1)、江田清一郎2)、大澤拓1)、岩崎理水1)、中嶋光江1)、百瀬小百合1)、三枝容子1)、高橋 彩1)、北澤 敦1)、巾崎日紗子1)、大沼典子1)
    1)社会医療法人松本協立病院 呼吸器病棟看護部
    2)同 呼吸器科

医師紹介

江田 清一郎

江田 清一郎(えだ せいいちろう)

呼吸器内科診療部長

所属学会

  • 日本内科学会(認定医・総合内科専門医)
  • 日本呼吸器学会(専門医・指導医)
  • 日本循環器学会(専門医)
  • 日本呼吸器内視鏡学会(気管支鏡専門医・指導医)
  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(代議員・指導士)
  • 日本アレルギー学会(専門医)
  • 日本呼吸療法医学会
  • 日本肺がん学会
  • 日本結核病学会(結核・抗酸菌症認定医)
  • 日本消化器内視鏡学会
  • ICD(インフェクションコントロールドクター)

折井 恭子

折井 恭子(おりい きょうこ)

所属学会

  • 日本内科学会(総合内科専門医)
  • 日本呼吸器学会(専門医)
  • 日本禁煙学会(認定指導医)
  • 日本禁煙科学会(上級禁煙支援士)
  • 肺がんCT検診認定機構 肺癌CT検診認定医
  • 日本プライマリケア連合学会
  • 日本職業災害医学会(労災補償指導医)
  • 日本医師会(認定産業医)
  • 臨床研修指導医

牛木 淳人(うしき あつと)

非常勤