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インフルエンザについて

小児科のインフルエンザ診療方針について

(2004/2005年冬期松本協立病院小児科)

近年、短時間でインフルエンザを診断できる検査キットが使用できるようになりました。これは大変有効なのですが、すべての患者様で検査を行なうことは費用と時間の点から考えて実際的ではありません。またお子様の場合、多少苦痛も伴います。したがって小児科では特に必要と考えられる場合にのみ迅速検査を行っています。患者様や御家族の「検査をして欲しい」というご要望には必ずしもそえないことがありますのでご了承ください。

インフルエンザの治原薬(商品名タミフル)について

(2004年冬期松本協立病院小児科)

新しい抗ウイルス剤(商品名タミフル)は、発症48時間以内に飲み始めることでインフルエンザウイルスの増殖を抑え、発熱などの症状を1~2日程度短縮し、合併症である中耳炎を起こしにくくする効果があります。

一方で嘔気などの副作用もあり、また薬の効かない耐性ウイルスを誘導してしまうことも明らかになっています。30%で耐性ウイルスか出現、したという報告もあります。耐性ウイルスの病原性は不明ですか、薬が多く使用されるほど、薬の効かないウイルスか増えてしまいます。これはすでに中耳炎などでは起きていることで、薬の効きにくい中耳炎が増えているのです。

この薬で脳炎・脳症などの重雇合併症を予防できるかどうかは不明です。さらに1歳未満の乳児への使用は、安全性が確立されていないとして製造元は推奨していません。晋段健康な方では、インフルエンザは通常は自然に回復する病気です。