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松本協立病院の内科は、これまで一般内科として開始され、徐々に専門に分化し発展してきました。しかし、その病院の規模と、県内に多数の小病院・診療所をかかえることから、完全に専門に特化することなく、一般内科をしつつ、専門もするというスタイルが定着しました。これはある意味、日本の医療の特徴で、開業医であっても、一般内科以外に自分が得意とする専門分野があるのが普通です。最近の流れの真の意味での家庭医/総合診療科医は、まだほとんど育っていないのが現状だと思います。
では、私たちが求める総合診療科医とはどんなものでしょうか。まず重視すべきは、どこで誰のために医療をするかという視点です。地域によって抗生剤の感受性が違うように、そこの地域の特性を無視して、総合診療は成り立ちません。長野県は、全国の中で高齢化が非常にすすんでおり、入院病床数は少なく平均在院日数は全国で最も短いという特徴があります。高齢者に対する医療知識は幅広く要求されますし、小児科医が少ないため、プライマリーな小児医療も必要です。また、これに加えて、種々の福祉制度の理解、介護保険制度の利用、家族への支援などが要求されます。専門領域の医師が少ないために、総合診療医がある程度の専門医療まで踏み込まざるを得ない状況もあります。
松本協立病院の総合診療は、将来の日本の縮図になるのではないかとも思っています。
総合診療科として幅広い疾患を経験し、適切に専門科に紹介できる能力を身に付ける。3年間を通じて専門研修にでる基礎的能力を培う。

2007年の特徴として、重症血液疾患(無顆粒球症、MDS RAEB-2など)経験。

2008年の特徴として、重症呼吸器疾患を経験。
特に間質性肺炎急性増悪、カリニ肺炎など、レスピも含めてとても勉強になりました。
2009年の特徴は、昨年に引き続き重症の呼吸器疾患を多数経験しました。(ANCA関連血管炎、肺癌、急性間質性肺炎など)
髄外性形質細胞腫、家族性地中海熱、など稀な経験もできました。
2010年は循環器疾患の受け持ちが多くなりました。薬剤熱やDIHS、肥厚性硬膜炎、収縮性心膜炎、心アミロイドーシスといった疾患も経験することができました。また、他院から不明熱の精査目的での紹介も増えました。