METsとは?【登山者検診のご案内】

METsとは、安静に座っている状態を1METとして、様々な活動がその何倍のエネルギーを消費するか示した活動強度の指標です。

図1:METs一覧表

METs一覧表

なお、1MET=3.5mL/kg/分の酸素摂取量と定義されています。
したがって、CPXから得られたPeak VO2やATの酸素摂取量もMETsに換算することができます

METsを用いることで消費カロリーを計算できます。

消費カロリー(kcal) = METs × 時間 × 体重(kg)

例) 散歩=3METsの運動を体重60kgの人が1時間行う
 3(METs) × 1(時間) × 60(kg) = 180(kcal)

登山に必要なMETsは一般的には下記といわれています。

  • ハイキング 6METs(4METs)
  • 一般登山 7METs(5METs)
  • バリエーション登山 8METs(6METs)

※これらの数値は主に登りでの値であるため、実際の登山においては下りもあれば休憩もするので、カロリー計算をする場合には()内の値を用います。
例) 60kgの人が一般登山道を5時間歩いた場合の消費カロリーは・・・
 5(METs) ×5(時間) ×60(kg) =1500kcalとなります。

METs・時について

厚生労働省がメタボリックシンドローム予防のために「健康づくりのための身体活動基準2013」で「3METs以上の身体活動を1週間に23METs・時行う」と提唱しています。

METs・時 = METs × 運動時間(h)

厚生労働省では健康維持のために、1週間に23METs・時以上行うように提唱しています。
具体的には3METsの散歩であれば毎日1時間歩いても、3METs × 1時間 × 7日 = 21METs・時/週であり、目標の23METs・時に届きません。なかなか厳しい基準です。