検査科

部門紹介

当検査科には臨床検査技師が20人所属しており、採血・生理機能検査・検体検査業務を行っています。
時間外および祝日休日は遅番および拘束担当者(当番制)により、24時間365日検査が可能な検査体制をとっています。関連機関病院(塩尻、山形、大町)へも検査支援を行っています。

生理機能検査では、患者さんへの負担が少なくなるように心がけ、安全性・正確性の向上に努めています。
検体検査では、貴重な検体を正確かつ迅速に検査することに重点を置き、精度管理の充実・確かな結果の報告に努めています。

スタッフ紹介

科長 山岸 孝好
臨床検査技師 20名

資格取得

睡眠医療認定検査技師 4名
栄養サポートチーム専門療法士 2名
超音波検査士 3名
緊急臨床検査士(日本臨床検査同学院) 2名
日本糖尿病療養指導士 1名
中信地域糖尿病療養指導士 1名
認定心電検査技師 1名
二級臨床検査士(循環器) 1名

業務内容

心電図や超音波検査のように患者様の身体を直接調べる検査(生理機能検査)と、血液や尿のように患者様の体から取り出した検体について、そこに含まれる成分や細胞の形や数などを調べる検査(検体検査)を行います。

生理機能検査

心電図検査

心臓から発生する電気的信号を、心電計という機械を用いて波形として記録したものが心電図です。記録した心電図から、不整脈や心筋梗塞をはじめとする様々な心疾患を読み取ることができます。
心電図以外に24時間ホルター心電図、平均加算化心電図、イベント心電図、運動負荷検査等も行います。

  • 標準12誘導心電図

超音波検査(心臓、腹部、体表、血管)

音の反射する原理を利用して、超音波を体の表面から臓器にあてて、臓器の大きさや形を調べ、異常を見つける検査です。体の様々な部位に対して可能な検査で、当検査室では心臓、腹部、乳腺、血管、甲状腺などの検査を行っています。

指尖容積脈波

手や足の指に光線を当てて脈を感知する検査です。
末梢循環障害や動脈硬化の程度を調べます。

ABI/PWV検査

手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度や血管閉塞の程度を調べる検査です。

呼吸機能検査

スパイロメトリ、精密肺機能、呼気NO測定、呼吸筋力、6MD等から肺の働きを調べます。
肺機能障害の有無と程度、治療効果、手術適応の判定のために行います。

聴力検査

それぞれの周波数の音を出して、聴覚の検査を行います。

脳波検査

頭皮に電極を貼り付けて、脳から発生する微弱な電流を波形として記録します。
てんかん等の疾患の有無、脳の活動を検査・治療効果の判定に用います。

神経伝導検査

腓腹神経に電気刺激を与え、興奮が伝わる速度(神経伝導速度)と大きさ(活動電位振幅)を測定し、
糖尿病性末梢神経障害の程度を検査します。

24時間血圧測定検査

24時間血圧を測定し血圧の日内変動などを調べる検査です。
主に高血圧の診断・治療コントロールを目的に検査を行います。

持続糖検査(CGM)

皮下に一時的に留置した電極により、組織間質液中のグルコース濃度の連続測定を行います。
より適切で安全な糖尿病治療を行うための指標となります。

心臓カテーテル検査

医師や看護師、臨床工学技士、診療放射線技師とともに、心臓や血管の検査、治療に関わる業務を行います。細い管(カテーテル)を血管の中に挿入し、X線や造影剤を用いて心臓や血管の状態を把握します。心臓内腔の圧力や酸素飽和度測定、心拍出量測定、心臓に種々の電気刺激を加え、不整脈の機序を解明・発生個所の決定を行います。

検体検査

生化学検査

血液や尿中に含まれる成分を化学反応から調べます。体に異常が起こると血液中にこれらの成分が増減してきます。
装置にて成分分析を行うことでどこに異常があるのかを調べます。
代表的な検査では肝機能(AST・ALT・γGTP)、腎機能(UN・Cr)、タンパク、脂質(コレステロール・中性脂肪)、血糖、ヘモグロビンA1cがあります。

免疫検査

細菌やウイルスに感染すると、それに対する反応で抗体が作られます。
免疫検査では血液中の抗体の有無・量を調べることによって、感染の有無や状態を調べることができます。肝炎ウイルス、腫瘍マーカー、甲状腺ホルモン検査等を行います。
輸血関連の検査(ABO式血液型検査、Rh(D)式血液型検査、不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験)も行います。

血液・凝固検査

血液中の赤血球、白血球、血小板、赤血球中のヘモグロビン量などの測定を行います。これらの数や大きさ、形を調べることにより、貧血や白血病などの血液疾患や炎症の程度が把握できます。
凝固検査では血液が固まるために必要な凝固因子の検査を行います。経口抗凝固薬(ワーファリンなど)を服用している場合の薬剤効果を調べる検査などあります。

細菌検査

患者さんから得られた検体(喀痰、尿、血液、便、膿など)から細菌感染症の原因となっている原因菌がいるのか調べる検査です。栄養のある寒天(培地)に菌を発育させ、どの種類の菌が存在しているのか、どのような抗菌薬が効果があるのかを調べます。

一般検査

尿中に含まれる成分(蛋白、糖、血液など)の有無や、細胞の種類を調べ、糖尿病や腎臓・尿路系の異常の有無を調べます。また便潜血検査では消化管からの出血等を調べます。

睡眠センター

全身に23箇所電極(脳波・筋電図・心電図・眼電図・呼吸センサーなど)を装着し
終夜ポリグラフ検査(PSG)を行います。

PSG:夜間の睡眠状態、呼吸状態および各種生態情報を調べます。
検査は夜間となる為、当直業務にて検査対応しています。
MSLT:日中の眠気を客観的に計測し、ナルコレプシーなどの過眠症の検査を行います。(日中に検査実施)
Restless legs症候群、周期性四肢運動障害、レム睡眠行動異常症など

当院では入院して行う終夜睡眠ポリグラフ検査と、自宅で行う簡易診断装置を用いた検査も行っています。