疾患別リハビリテーション算定
- 心大血管リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- 廃用症候群リハビリテーション
- がん患者リハビリテーション
- 脳血管リハビリテーションⅡ
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 摂食機能療法
平成28年度 リハビリテーション科内方針
- 急性期リハの充実のために疾患管理におけるスペシャリストの育成
- スムースな退院支援を行うために他職種間の連携を深めすすめていく
- 病院内、連絡会内での嚥下治療・支援体制の充実
科長挨拶
医療改訂、介護保険も見直しなど患者さんを取り巻く環境は変化してきております。その中でリハビリテーション科は患者さんに何ができるのか?患者さんの「生活の質」をあげるためにはどのような関わりが必要なのか?それを常に考え自己研鑚を怠ることなくより患者さんに近い医療スタッフとして地域とのつながりを大切にしていきリハビリテーションを展開していきたいと考えています。
リハビリテーション科 科長 植西ちあき
スタッフ紹介
理学療法士 | 10名 |
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作業療法士 | 6名 |
言語聴覚士 | 2名 |
取得資格
心臓リハビリテーション指導士 | 1名 |
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呼吸療法認定士 | 2名 |
認定理学療法士(循環) | 1名 |
NST専門療法士 | 1名 |
部門紹介
理学療法
種々の疾患によって生じた運動障害を運動療法、温熱療法、装具療法などの手段により診断・治療を実施しています。また当院の取り組みとして入院後早期に患者さんの機能評価を実施しています。入院翌日、翌々日からスクリーニング評価を実施する事でリハビリが必要な患者さんに早期に介入し,廃用症候群や2次的合併症を予防しています。
当院で力を入れている対象疾患分野
心臓リハビリテーション
心リハ基準Ⅰを取得し、AMIや大動脈解離、開心術後や慢性心不全増悪、変性疾患など幅広い心大血管疾患に対し、超急性期から慢性期(外来リハ)まで実施しております。
呼吸リハビリテーション
呼吸リハ基準Ⅰを取得し、肺炎やCOPDおよび気管支喘息増悪、ARDSなどの症例に対しICUでの挿管/非挿管人工呼吸器から回復期、慢性期(外来リハ)まで実施しております。入院や外来でのHOT教育、NIPPV教育などにも力を入れております。外部から講師を呼び、病棟や在宅系事業所と合同で勉強会を行っています。
運動器リハビリテーション
運動器リハ基準Ⅰを取得し、主に変形性関節疾患に対し院内での運動療法、外来での運動および徒手療法を実施しております。
がんリハビリテーション
手術の前後や化学療法中のリハビリテーション、また自宅療養に向けて必要な準備を専門の研修を受けたスタッフがチームを組んでサポートしています。
所属学会
- 理学療法学会
- 心臓リハビリテーション学会
- 循環器学会
- 心不全学会
- 呼吸器学会
- 呼吸ケアリハビリテーション学会
- 股関節学会
学会発表歴
- 心臓リハビリテーション学会
- 循環器学会コメディカルセッション
- WCPT-AWP & ACPT Congress
- 心臓外科ウィンターセミナー
- アジア太平洋分科会
- 心不全学会
作業療法
作業療法とは
作業を用いて、患者様が健康になるように支援をします。作業とは身のまわりのこと(食事を食べる、トイレで用を足すなど)、家事や仕事(家族のために料理や洗濯をする、買い物に行くなど)、趣味や楽しみ(畑やマレットゴルフ、孫と遊ぶなど)のことです。作業療法は患者様にとって①出来なくて困っていること②やりたいこと③周囲から出来るように期待されていることなど、患者様にとって大切な作業が出来るように支援します。
対象疾患:心不全や肺炎等の呼吸循環障害、脳血管障害、がん、認知症等
食事・整容・更衣・排泄・入浴などの
日常生活動作練習調理・洗濯・掃除などの家事動作の
評価・治療
上肢機能の評価・治療
高次脳機能障害、認知機能低下の
評価・治療退院前在宅訪問指導
言語療法
小児から成人、そして訪問や施設など幅広い分野でのリハビリテーションを実施しています。
摂食嚥下治療では完全側臥位法を取り入れ、誤嚥を予防し、食べる可能性を広げることに力を入れている中信地区で唯一の病院です。
VE検査
小児リハビリ
小児
小児発達外来の作業療法、言語療法
小児発達外来では、主に自閉症スペクトラム障害や発達性協調運動障害を持つ幼児や児童に対して、言語・運動プログラムや感覚遊びを提供し、感覚・運動・言語・生活行為の発達を促しています。また、対人関係を築くことにつまずきのある児童に対しては、リハセラピストとの交流を通して、より良い対人関係を築けるような支援、また家族支援として療育についての相談および助言を行っています。
ビーズプール
触覚遊び:プールの中に入り、手足の皮膚への
触覚刺激の入力トンネル・ボールハウス
固有覚・触覚の感覚遊び:トンネルに出たり入ったり
しながら運動覚(固有覚)刺激を。
ボールプールに入ったり触覚志関を入力
トランポリン
前庭覚・固有覚の感覚遊び:体を支える筋肉の固有感覚を
刺激して姿勢の崩れの改善を図るスクーターボード
前庭覚・固有覚の感覚遊び:児をボードの上に座らせて
(ねかせ)紐を引っ張り移動する。
ハンモック
前庭覚の感覚遊び:児の様子をみながら左右へ揺らす。
児によって15分以上も行うことも平均台・サーキット
前庭覚・固有覚の感覚遊び:落ちないように板の上を歩く、
台からジャンプする、マットでの前転
訪問リハビリテーション
機能障害に対する機能回復訓練(起き上がり訓練、歩行訓練、筋力訓練、可動域訓練など)や社会適応への橋渡し(屋外歩行訓練、調理訓練、買い物訓練、公共機関利用しての外出)など、役割は多岐にわたります。特に近年、社会参加が大きく取り上げられており、障害や疾患のある人でも地域参加や家庭内の役割を担えるよう、2015年5月松本協立病院訪問リハビリセンターが開設しました。
訪問リハビリセンターの特徴
- 入院から在宅まで一貫したリハビリテーション
- 入院・外来主治医との連携
- 国の推進する「地域包括ケア」にも対応しているため、安心してリハビリを受けていただくことができます。
スタッフ
- 理学療法士:3名(内1名パート)
- 作業療法士:2名
- 医師1名(往診、リハビリ専門医)
※介護保険利用者以外は、直接当センターまでお問い合わせ下さい。
介護保険利用者は介護保険で、それ以外の方は医療保険を適用して、訪問ビハビリを提供します。
交通費は介護保険の場合負担がありません。
詳細は契約時にご説明致します。
保険で訪問リハビリを受けるためには、主治医による定期的な診療が必要です。
- 介護保険利用者は3ヶ月に1度
- 医療保険利用者は1ヶ月に1度